ビジュアルモバイルデザイナー:「プロパティー」ビュー

関連項目

ビジュアルモバイルデザイナー (VMD) の「プロパティー」ウィンドウには、VMD で選択されているオブジェクトの編集可能なプロパティーが表示されます。この「プロパティー」ウィンドウは、デフォルトでは、ビジュアルモバイルデザイナーの右下に置かれます。

プロパティーシートには、選択したオブジェクトのすべてのプロパティーが含まれています。表示されるプロパティーの種類は、選択したオブジェクトのカテゴリおよびタイプによって異なります。

プロパティ

• コードのプロパティー。画面またはオブジェクトで特定のコマンドが選択されたときに実行される処理。
• インスタンス名。オブジェクトの名前。
• 遅延初期化。遅延初期化。選択すると、初めて必要になったときにコンポーネントが初期化されます。
  選択されていない場合は、MIDlet の startApp() メソッドが呼び出されたときにコンポーネントが初期化されます。
  初期設定を変更しても、VMD は保護ブロック以外のソースコードを変更しません。そのため、ソースコードを開いて手動で編集する必要があります。
  • 「遅延初期化」が選択されていない場合は、getMyComponent () メソッド (コンポーネントのインスタンスを取得) をインスタンスの格納されている myComponent フィールドに置き換えます。
  「遅延初期化」が選択された場合は、myComponent フィールドを getMyComponent() メソッドに置き換えます。

  たとえば、次のコードがあるとします。

  getSmsSender().sendSMS(getPhoneNumberTextField().getString(), getMessageTextBox().getString());

  そして、smsSender コンポーネントで「遅延初期化済み」を「True」から「False」に設定する場合は、
  コードを次のように編集します。

  smsSender.sendSMS(getPhoneNumberTextField().getString(), getMessageTextBox().getString());

  いくつかのプロパティーには、それらに関連づけられた特殊なエディタがあります。

  • 文字列エディタ。プレーンテキストの文字列を編集したり、その値をカスタム Java コードとして使用することを選択したりできます。
  • アクションエディタ。アクションプロパティーの詳細を編集できます。
  • 制約エディタ。ラジオボタンで制限的な制約設定を指定します。チェックボックスで追加の制約修飾子を指定します。
  • レイアウトエディタ。配置方法やイメージサイズなど、イメージの外観のさまざまな側面を制御できます。

関連項目

MIDP アプリケーションのグラフィカルなデザインについて

ビジュアルモバイルデザイナーの作業手順

ビジュアルモバイルデザイナー関連の手順早見表

ビジュアルモバイルデザイナー: 文字列エディタ