次の表で、コンポーネント図に追加可能な要素について説明します。要素は、モデリングパレット区画でグループ化されます。
| Element | アイコン | 説明 |
|---|---|---|
| 基本区画 | ||
| コンポーネント | ![]() |
一連のインタフェースに準拠し、そのインタフェースを実装するシステムの交換可能な物理的な部品です。 |
| Class | ![]() |
システム内の通常のクラスです。 |
| インタフェース | ![]() |
パブリック操作だけを提供し、属性やメソッド本文は提供しないクラスのステレオタイプです。 |
| パッケージ | ![]() |
クラス定義をまとめたものです。 |
| 成果物 | ![]() |
ソフトウェア開発プロセスで使用または生成される物理情報の一部です。成果物には、ソースファイル、jar ファイル、スクリプト、バイナリ実行ファイルなどがあります。 |
| 汎化 | ![]() |
サブタイプ要素とスーパータイプ要素の間の関係です。この関係にある要素は、同じ属性を持つ必要があります。たとえば、サブタイプ「Manager」とスーパータイプ「Employee」は汎化関係を共有します。 |
| 実装 | ![]() |
2 つのコンポーネントの間の実装関係です。 |
| 入れ子リンク | ![]() |
入れ子クラス間の関係です。 |
| 委譲 | ![]() |
必要なインタフェースおよびポートに対する、委譲元のポートと処理対象の接続です。 |
| アセンブリコネクタ | ![]() |
ある要素が別の要素に必要なサービスを提供するように定義された、2 つの要素間のコネクタです。アセンブリコネクタは、要求されたインターフェースまたはポートから、提供されたインタフェースまたはポートまでを定義したコネクタです。 |
| 依存区画 | ||
| 依存 | ![]() |
一方の要素を変更するともう一方も変更されるというように、互いの定義に依存する 2 つの要素の関係。たとえば、あるクラスが操作パラメータまたはそのデータの一部として別のクラスを使用するとき、この 2 つのクラスは依存関係にあります。 |
| 実現 | ![]() |
分類子間の意味的な関係で、一方の分類子が他方の分類子の実行を保証するコントラクトを指定します。この関係は、インタフェースとそれを実現するクラスの間、およびユースケースとそれを実現するコラボレーションの間で使用します。 |
| 使用 | ![]() |
正しく機能または実装するために、ある要素 (クライアント) が別の要素 (サプライヤ) の存在を必要とする依存関係です。 |
| 許可 | ![]() |
サプライヤモデル要素からクライアントモデル要素へのアクセス権限を付与することを示す依存です。クライアントはサプライヤの構成要素の一部またはすべてにアクセスする必要があります。 |
| 抽象 | ![]() |
ビューアの全体像に対するバウンダリです。ほかのすべての種類のエンティティからエンティティを区別するのに必要な特性です。 |
| テンプレート区画 | ||
| テンプレートクラス | ![]() |
オブジェクトのコレクションタイプの定義時に一般的に使用する抽象クラスです。テンプレートクラスには、クラスと同じ情報が格納されますが、テンプレートパラメータラベルを付加する必要があります。テンプレートで使用するパラメータの名前および指定できるタイプを指定します。 |
| 派生分類子 | ![]() |
クラスから計算でき、明確化または設計を目的として表示される分類子です。 |
| 派生エッジ | ![]() |
内部で所有する分類子が派生のテンプレート分類子の派生である関連です。 |
| 関連区画 | ||
| 関連 | ![]() |
2 つの要素の間の関連関係です。 |
| コンポジション | ![]() |
親要素を削除するとすべての子要素が連鎖的に削除されるような、2 つの要素の間の関係です。 |
| 単方向コンポジション | ![]() |
始点メンバーが終点クラスの終点メンバーを指定する必要があるコンポジションです。 |
| 集約 | ![]() |
一方のクラスが、もう一方のクラスより関連内で重要な役割を果たす 2 つのコンポーネントの関係を表します。 |
| 単方向集約 | ![]() |
始点メンバーが終点クラスの終点メンバーを指定する必要がある集約です。 |
| 単方向関連 | ![]() |
始点メンバーが終点クラスの終点メンバーを指定する必要がある関連です。 |
| 関連クラス | ![]() |
2 つの要素に共有される特定の関連についてのクラス情報 (属性や操作など) を表します。 |
| デザインパターン区画 | ||
| デザインパターン | ![]() |
特定の状況における設計上の一般的な問題を解決する、よく使用される通信要素の構造です。 |
| ロール | ![]() |
適用されるとデータ型を作成する分類子ロールです。コラボレーションパターン内の特定のデータ型ロールを表すデータ型関連要素。 |
| インタフェースロール | ![]() |
コラボレーションパターン内の特定のロールです。 |
| アクターロール | ![]() |
アクターロール内でパターンを要素として適用するとアクターが作成されます。既存のアクターを選択してパターンを適用することもできます。 |
| クラスロール | ![]() |
コラボレーションパターン内の特定のロールを持つクラス関連要素。 |
| ユースケースロール | ![]() |
コラボレーションパターン内で関連する一種の動作分類子。 |
| ロール結合 | ![]() |
分類子でのロールに対するマッピングです。 |
| コメント区画 | ||
| コメント | ![]() |
注釈のメモです。コメントを使用すると、図に要素またはリンクの情報を記録できます。この情報は、情報提供のためだけに使用され、生成されたコードには含まれません。各コメントにはテキストを無制限に記述できます。コメントに番号を付けることもできます。ステレオタイプを定義し、コメント付きの要素を入力することもできます。 |
| コメントリンク | ![]() |
コメント要素と関連要素との接続です。 |