コードの生成
関連項目
UML モデリングの機能により、新規設計または既存のコードに基づくインクリメンタルなソフトウェア開発が可能になります。「プロジェクト」ウィンドウまたは図エディタのポップアップメニューを使用して、UML モデルのクラスおよびインタフェースのソースコードを簡単に生成できます。
コードを生成する手順は、次のとおりです。
- 「プロジェクト」ウィンドウまたは図エディタで、コードを生成する UML 要素を右クリックします。
- 「プロジェクト」ウィンドウでは、このコード生成機能は、UML プロジェクト全体および個々の図の要素でサポートされています。
- ポップアップメニューで「コードを生成」を選択します。
- 「プロジェクトプロパティ」ダイアログで、プロジェクトのコード生成設定を変更することもできます。UML プロジェクトノードを右クリックし、ポップアップメニューから「プロパティ」を選択し、次に「プロジェクトプロパティ」ダイアログで「コード生成」のカテゴリノードを選択してプロジェクトのコード生成設定をカスタマイズします。
- 「コードを生成」ダイアログで次の設定を指定します。
- ターゲットプロジェクト。生成するコードを関連付けるターゲットプロジェクトを選択します。
- ソースルート。生成するソースファイルを保存するパッケージフォルダの場所を指定します。
- 既存のソースファイルをバックアップ。選択すると、コード生成の処理で、生成されるソースファイルの既存バージョンのバックアップコピーが作成されます。選択しない場合、バックアップが作成されず、変更は影響を受ける既存ソースファイルにのみマージされます。
既存のソースファイルは、ファイル名に数字とチルダ記号 (~) を追加した名前のファイルに保存されます。たとえば、sample.java という名前のソースファイルの場合、sample.java1~ という名前のファイルに保存されます。次のバックアップ要求時には、sample.java は sample.java2~ などに保存されます。最新のバックアップファイルは、ファイル名の最後の連番が最も大きい数字のファイルです。
- これらバックアップファイルは IDE の「プロジェクト」ウィンドウには表示されませんが、IDE の外ではアクセス可能です。
- IDE はソースファイルへの最新の変更履歴を内部に保存しており、IDE の「ローカル履歴」ツールを使用してそれを取得できます。
- ソースファイルのマージ用のマーカーを生成。選択すると、特殊なコード生成マージマーカーをコードに付ける指定ができるため、同じソースで将来コード生成する場合、既存のコードとインテリジェントにマージできます。モデリングが終了したことを確認し、マーカーなしでソースを生成するまで、必要に応じて、このオプションは有効にしておいてください。マーカーが付いていない属性や操作は、コード生成の処理で無視されます。
- 既存のソース要素にマージマーカーを追加。選択すると、コード生成マーカーがまだ付いていない属性と操作がある既存のソースファイルに、マージマーカーを作成します。このオプションを選択すると、次回のコード生成処理の呼び出し時に、マークした要素がすぐに上書きされます。
- コードを生成する前に問い合わせる。選択すると、「コードを生成」アクションを呼び出すたびに、「コードを生成」ダイアログで問い合わせが行われます。これはデフォルトのアクションで、コード生成のオプション (バックアップ、アクティブなテンプレートやマーカーのマージ) を変更したり、ソースが更新される前にアクションを取り消したりすることができます。オプションをいったん設定したら、次回の問い合わせは不要にしたい場合があります。このオプションを無効にすると、「コードを生成」を実行するたびにダイアログが表示されることはなくなります。
- テンプレート。利用可能なドメインテンプレートカテゴリの一覧を表示します。各カテゴリの下には、ドメインテンプレートの一覧が、チェックボックスが付いた、要約された形式 (名前、説明、要素の型、およびステレオタイプ) で表示されます。このチェックボックスを使用して、ドメインテンプレートをアクティブにできます。アクティブにした場合、「コードを生成」アクションが呼び出されるときに、プロジェクト内の一致する要素にドメインテンプレートが使用されます。コード生成の処理を実行するには、少なくとも 1 つのドメインテンプレートがアクティブになっている必要があります。「テンプレートを非表示」は、利用可能なテンプレートの一覧を非表示にします。「テンプレートを表示」は、一覧を表示します。
- 「閉じる」をクリックします。
選択した 1 つまたは複数の要素のソースコードが生成されます。
- 関連項目
- ソースコードの同期
- ドメインテンプレートのオプションの設定
- 「オプション」ウィンドウでの UML カテゴリ
- 汎用コードエンジニアリングの環境設定
- Java コードエンジニアリングの環境設定
著作権と商標について