UML 2.0 の結合フラグメントでは、相互作用演算子および対応する相互作用オペランドを割り当て、シーケンス図に相互作用フラグメント式を定義できます。つまり、結合フラグメントでは、条件またはサブプロセスの適用範囲を図上で指定することにより、シーケンス図で生存線セクションに特別な条件およびサブプロセスを定義できます。
結合フラグメントを作成するには、図でフラグメントの位置を定義し、UML 2.0 演算子と 1 つまたは複数のオペランドを指定して、対象領域に適用する条件を作成します。
IDE には、相互作用演算子のメニューがあります。演算子に割り当てる各条件に対してオペランドコードを指定し、各フラグメントを設定できます。
シーケンス図では、新規作成した結合フラグメントは、左上に演算子タブがあるボックスとして表示されます。そのタブを右クリックすると、演算子タブに表示可能な演算子を指定できます。また、その他のボックスにオペランド式を指定し、相互作用オペランド ボックスを結合フラグメントに追加して、最初の演算子に適用された条件に追加することもできます。
また、シーケンス図を入れ子にすることもできます。シーケンス図の中に別のシーケンス図を入れ子にすると、入れ子にされた図は演算子「ref」を表示する結合フラグメントとして表示されます。
次の項目では、結合フラグメントを操作するためのオプションについて説明しています。