UML モデリングのソースファイルには 2 種類のコードがあります。ユーザーが書いたソースコードと、UML モデリングツールで生成されたソースコードです。ソースコードの生成処理中、ドメインテンプレートで定義されている環境設定により、どのテンプレートファイルと出力パラメータが使用されるかが決まります。デフォルトでは、生成されたソースコードには、//#[regen=yes, id=<generated_value>] というタグが付けられます。
UML モデルのソースコードが再生成されると、ソースコードの同期処理により、直前に //#[regen=yes] タグを持つソースコード要素が置き換えられます。//#[regen=yes] タグを手動で削除した場合、ソースコードの同期処理時に、以前に生成したソースコード要素が自動的に置き換えられることはなくなります。
「コードを生成」ダイアログで、マークが付いていない既存のソースコード要素に追加するマージマーカーを指定できます。マーカーのコメントは //#[(name=value(,name=value)*?] という形式で表示され、"name=value" パラメータは次のいずれか 1 つまたは複数になります。
| パラメータ | 定義 |
|---|---|
regen=yes/no |
ソースコード要素が再生成可能かどうかを指定します。このパラメータがない場合、コード要素は再生成されません。 |
regenBody=yes/no |
ソースコード要素のヘッダーが再生成可能かどうか、または、ヘッダーおよび本体が再生成可能かどうかを指定します。このパラメータがない場合、デフォルト値は no です。 |
id=<a unique id value> |
新しく生成したファイルと前バージョンのソースファイルとで、最初の段階の要素一致照合 (型、属性、メソッド、または列挙リテラル) に使われます。 |
1 行コメントとして、マーカーをマーク対象の要素の直前に手動で追加することもできます。手動で追加できるパラメータは、前述の表内にある最初の 2 つのパラメータだけです。id パラメータは自動生成で、次回のコード生成処理中に追加されます。