依存関係と拡張点の操作
UML モデリングの機能では、ユースケース図内の関係を設定できます。
次の例では、各種の関係を示しています。空のユースケース図から開始します。
要素と関連の作成
- 「Customer」および「Bank」という 2 つのアクターを作成します。
- 「Withdraw Money」、「Transfer Money」、および「Deposit Money」という 3 つのユースケースを作成します。
- 「Customer」を 3 つのユースケースすべてと関連付けるには、「Customer」から各ユースケースに関連をドラッグします。
「モデリングパレット」ウィンドウで「Association」アイコンをクリックし、ある要素から別の要素にドラッグします。
- 同様に、「Bank」を 3 つのユースケースすべてと関連付けます。

包含依存関係の追加
- 「Cash」というユースケースを作成します。
- モデリングパレットで、「Include」アイコン
をクリックします。
- 図で、「Cash」から「Withdraw Money」に包含関係をドラッグします。

関係のステレオタイプが <<include>> になります。
- 図の周囲にあるステレオタイプを移動することができます。このとき、ステレオタイプの整合性は失われません。ステレオタイプのラベルを非表示にすることもできます。
- 図で操作対象となる関係を右クリックし、「ラベル」>「ステレオタイプ」を選択します。

拡張依存関係の追加
- 「Money Market」というユースケースを作成します。
- モデリングパレットで、「Extend」アイコン
をクリックします。
- 図で、「Money Market」から「Deposit Money」に拡張関係をドラッグします。

関係のステレオタイプが <<extend>> になります。
- 図で操作対象となる関係を右クリックし、「ラベル」>「ステレオタイプ」を選択します。
拡張点の追加
- 図で「Deposit Money」を選択します。
- 「プロパティ」ウィンドウで、「拡張点リスト」行を選択します。
- 「拡張点」ダイアログで、「追加」をクリックし、「Name」と入力します。
拡張点に名前が付けられます。
- 拡張点にさらにドキュメントを追加するには、「プロパティ」ウィンドウの「ドキュメント」フィールドを選択し、拡張ドキュメントエディタを開きます。
拡張点を表示するユースケース要素内に「values」区画が作成されます。

- 対応するユースケースとの包含関係または拡張関係を表示するには、「プロジェクト」ウィンドウのユースケースに移動し、その下のノードを展開します。

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