CRUD アプリケーションについて

CRUD (Create、Read、Update、Destroy) アプリケーションは、単純なプログラミングのパターンで、データソース内のデータの読み取りと管理を行うことができます。IDE には、エンティティークラスから CRUD アプリケーションをすばやく生成できる、この共通のプログラミングのタスクに対する自動サポートが用意されています。

CRUD アプリケーションは、JSF フレームワークを使用する Web アプリケーションです。エンティティークラスは、Java Persistence API を使用してデータソース内のデータにアクセスするクラスです。CRUD アプリケーションは、「新規ファイル」ウィザードの「持続性」カテゴリにある「エンティティーからの JSF ページクラス」を使用して、Web アプリケーション内のエンティティークラスから生成できます。

IDE は、CRUD アプリケーションに対して次のアーティファクトを生成します。

コントローラクラス。コントローラクラスは、エンティティークラスのラッパーで、エンティティークラス内のメソッドによるデータベースへのアクセスをクライアントに提供します。たとえば、コントローラクラスには、データソースにエントリを作成および削除するメソッド、データソース内のすべてのエントリを取得するメソッド、データソース内の特定のエントリを取得するメソッドなどがあります。コントローラを faces-config.xml と組み合わせると、ページ間のナビゲーションも指定できます。IDE はエンティティークラスごとに 1 つのコントローラを作成し、そのコントローラをエンティティークラスと同じパッケージに入れます。コントローラクラスは、faces-config.xml に JSF 管理 Bean として登録されます。
コンバータクラス。コンバータクラスは、データソースのデータを、リストボックスおよびメニューに表示される文字列に変換したり、その逆の変換を行なったりします。コンバータクラスは、faces-config.xml に JSF コンバータとして登録されます。
JSP ページ。JSP ページは、データソース内のデータにアクセスするための Web ユーザーインタフェースです。IDE では、各エンティティークラスに対して、データソースのエントリの表示、編集、作成、および破棄を行うことができる 4 つの JSP ページが作成されます。

エンティティークラスは、Java Persistence API を使用してデータソースにアクセスするクラスです。Web アプリケーションプロジェクトでは、JSF フレームワークを使用する一連の JSP ページとエンティティークラスを生成し、データベース内のエントリへの読み取りおよび書き込みアクセスを提供することができます。JSP ページでは、JSF コンポーネントが使用されます。

エンティティーからの JSF ページクラスを生成する

メインメニューから「ファイル」>「新規ファイル」(Ctrl-N) を選択します。
「持続性」カテゴリから「エンティティーからの JSF ページクラス」を選択し、「次へ」をクリックします。プロジェクト内のすべてのエンティティークラスが、ウィザードに表示されます。
JSF ページを生成するすべてのエンティティークラスを「選択されているエンティティークラス」の一覧に追加し、「次へ」をクリックします。
(省略可能) JSF ページを格納するフォルダを指定します。
生成される Java クラスのパッケージ名を指定し、「完了」をクリックします。

IDE は、CRUD アプリケーションに対して次のアーティファクトを生成します。

コントローラクラス。コントローラクラスは、エンティティークラスのラッパーで、エンティティークラス内のメソッドによるデータベースへのアクセスをクライアントに提供します。たとえば、コントローラクラスには、データソースにエントリを作成および削除するメソッド、データソース内のすべてのエントリを取得するメソッド、データソース内の特定のエントリを取得するメソッドなどがあります。IDE はエンティティークラスごとに 1 つのコントローラを作成し、そのコントローラをエンティティークラスと同じパッケージに入れます。
コンバータクラス。コンバータクラスは、フォームから入力を受け取り、それをデータソース内のデータと一致する型に変換します。
JSP ページ。JSP ページは、データソース内のデータにアクセスするための Web ユーザーインタフェースです。IDE では、各エンティティークラスに対して、データソースのエントリの表示、編集、作成、および破棄を行うことができる 4 つの JSP ページが作成されます。

関連項目: Web アプリケーションフレームワークについて; 既存のアプリケーションへの JSF サポートの追加; エンティティーからの JSF ページクラスの生成; エンティティークラスの作成; データベースからの持続性エンティティークラスの生成

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