JUnit テストの作成

JUnit テストジェネレータを使用して、ユニットテストでスケルトンとして使用する、コンパイル可能なテストクラスを作成できます。個々のクラスやパッケージ全体に対するユニットクラスを作成することも、または空のテストスケルトンを作成しておき、あとでソースを作成することもできます。

注

生成されたテストは、テスト対象のクラス名に Test を付加することによって通常のクラスと区別されます (例: MyClassTest.java)。
テストを作成するには、プロジェクトにテスト用の test ディレクトリが必要です。デフォルトでプロジェクトの作成時に Test Packages ディレクトリが作成されます。プロジェクト内に test ディレクトリがないか、テストに別のディレクトリを指定したい場合は、「プロジェクトプロパティー」ダイアログで test ディレクトリを指定できます。

1 つのクラスのテストを作成する

テストスイートを作成する

「プロジェクト」ウィンドウで、テストスイートを生成するソースファイルが入っているパッケージノードを右クリックし、ポップアップメニューから「ツール」>「JUnit テストを作成」(Ctrl-Shift-U) を選択します。
JUnit のバージョンを選択します。
「テストスイートを生成」チェックボックスが選択されていることを確認し、さらにオプションを指定して「了解」をクリックします。
囲まれたすべてのクラスについてテストクラスが生成され、プロジェクトの「テストパッケージ」ノードに格納されます。テストクラスがすでに存在している場合、それらのクラスは更新されます。

空のテストを作成する

「JUnit モジュール設定」で指定されたプロパティー設定に基づいて、テストスケルトンが作成されます。

テストディレクトリを指定する

「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトのノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
「プロパティー」ウィンドウで、「カテゴリ」区画の「ソース」を選択します。
「テストパッケージフォルダ」リストで、テストパッケージフォルダのプロパティーを定義します。テストパッケージに使用するフォルダを追加または削除したり、「プロジェクト」ウィンドウに表示されるテストパッケージフォルダの名前を変更したりできます。「閉じる」をクリックします。

JUnit テストを生成するには、プロジェクトにテストパッケージフォルダが必要です。

プロジェクトのテストパッケージフォルダが見つからないか、使用できない場合は、プロジェクトに新しいフォルダを作成し、「プロジェクトプロパティー」ウィンドウでそのフォルダをテストパッケージフォルダに指定できます。

既存のクラスから JUnit テストを生成するときに、次のオプションを指定できます。

メソッドのアクセスレベル。どのメソッドを対象としてテストメソッドを生成するかを指定します。
クラスの型。どのクラスの型を対象としてテストクラスを生成するかを指定します。このオプションは、複数のクラスについてテストを生成するときにだけ使用できます。
任意のクラス。テストスイートを生成するのか、それとも単に個別のテストクラスを生成するのかを指定します。このオプションは、複数のクラスについてテストを生成するときにだけ使用できます。
生成されたコード。次のものを生成するかどうかを指定します。
- テスト初期化。フィールドの初期化、ロギングでの有効化、環境変数のリセットのような手順のメソッド。
- テスト終了。テストの実行後に行う終了処理のメソッド。
- デフォルトのメソッド本体。テストの状態に関する情報をコマンド出力へ書き出すための命令。
生成されたコメント。テストメソッドについての Javadoc コメントと、テストメソッドの実装方法のヒントを示すコメントを作成するかどうかを指定します。