root メソッドの指定
関連項目
アプリケーションのパフォーマンスを解析するときは、root メソッドを指定することで、計測するソースコードを制限できます。root メソッドを計測してアプリケーションをプロファイルすると、アプリケーションのスレッドの 1 つが root メソッドに入って出るときにプロファイルデータが収集されます。
root メソッドを指定すると、選択されている root メソッドの一覧にそのメソッドが追加されます。この一覧は、アプリケーションのパフォーマンスをプロファイルするときに計測対象として選択できます。選択されている root メソッドは、「root メソッドの指定」ダイアログに表示されます。プロファイル対象のアプリケーションパフォーマンスの構成は、それぞれ特定の選択されている root メソッドのセットに関連付けられます。
クラス内で 1 つの root メソッドを指定する
- 追加するメソッドがあるクラスを探し、そのクラスをソースエディタで開きます。
- ソースエディタで、追加するメソッドを右クリックし、「プロファイル」>「プロファイル用 root メソッドとして追加」を選択します。
- プロファイル構成を選択し、「了解」をクリックします。
「了解」をクリックすると、メソッドが、そのプロファイル構成に関連付けられている root メソッドの一覧に追加されます。
クラス内で複数の root メソッドを指定する
- 追加するメソッドがあるクラスを探し、そのクラスをソースエディタで開きます。
- ソースエディタで、ソースコード内を右クリックし、「プロファイル」>「プロファイル用 root メソッドを選択」を選択します。
- プロファイル構成を選択し、「了解」をクリックして「root メソッドを選択」ダイアログを開きます。
- パッケージとメソッドのノードを展開し、root メソッドとして追加するメソッドを選択して、「了解」をクリックします。
「了解」をクリックすると、選択したメソッドが、そのプロファイル構成に関連付けられている root メソッドの一覧に追加されます。
注: 別のクラスの一部であるオブジェクト内を右クリックすると、「root メソッドを選択」ダイアログでそのクラス内の root メソッドを選択できます。
注
- たとえば、このクラスがアプリケーションのクラスパスに属していない場合など、最初に root メソッドのクラスを含むファイルシステムまたは JAR ファイルをマウントすることが必要な場合があります。これには、Web/J2EE サーバー上で動作しているコードをプロファイルする場合などが当てはまります。
- すでにスレッドを実行している特定のメソッドを root として選択しても、プロファイルは開始されません。プロファイルを開始するには、root メソッドへの「新しい」呼び出しが必要です。アプリケーションの部分的なプロファイルを開始したあと、アプリケーションのいずれかのスレッドがプロファイルの root メソッドに入るまで、プロファイルデータは収集されません。
詳細は、次の NetBeans の FAQ を参照してください。
- 関連項目
- アプリケーションのパフォーマンス解析
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